予防接種について
赤ちゃんは当初、お母さんから授かった免疫を持っていますが、生後数カ月すると弱まってきます。すると赤ちゃんは、免疫による抵抗力が未熟な状態となり、感染症に罹りやすくなってしまいます。感染症の中には重篤な状態になって命に関わったり、後遺症が残ったりするものもあります。それを防ぐのがワクチンによる予防接種です。ワクチンには感染症に罹ることを予防したり、かかっても重症にならなかったりする効果があります。
予防接種には定期接種と任意接種があります。定期接種とは、健康を守るために国が国民に受けるように勧めている予防接種で、こどもの定期接種については、期間内であれば無料です。ただし定められた接種期間を過ぎると、任意接種となり有料（全額自己負担）となります。
生後2カ月には定期接種を受けられるようになりますので、当クリニックにご相談ください。
予防接種の際にお持ちいただくもの
- 診察券（再診の方）
- 予防接種予診票（事前に記入しておいて下さい）
- 母子手帳
- 健康保険証
- 医療証（乳幼児医療証など）
接種当日のご注意
- 当日発熱（一般に37.5℃以上）がある場合、接種できませんので、予約のキャンセルをお願いします。
- そのほか、体調に変化のある場合、判断に迷う場合などは、電話にてご相談ください。
- 最近かぜなどで発熱があった場合、解熱後1週間程度たってから接種してください。
- 接種の前後30分は、授乳や飲食をお控えください。
- 万が一、副反応が起きた場合に備えて、接種後15分間はクリニック内で待機していただきます。
当クリニックで接種できるワクチン
- ヒブ
- 肺炎球菌
- B型肝炎
- 四種混合
- 五種混合
- ロタウイルス
- BCG
- 日本脳炎
- 麻しん風しん（MR）
- 水痘（みずぼうそう）
- おたふくかぜ
- 二種混合
- ヒトパピローマウイルス（子宮頸がん）
- インフルエンザ
- 三種混合
- 不活化ポリオ
※ここに載っていないものでも、お問合せして頂ければ接種を検討できるかもしれません。
神戸市の子供の定期予防接種につきましては下記をご参照ください
また、予防接種の情報やスケジュールについては下記も御参照下さい。
ワクチン接種は生後2カ月から接種するものがありますが、集団生活が始まると、細菌やウイルス等への接触機会が増加するため、保育園や幼稚園の入園前に、「接種漏れ」や「任意接種で未接種なもの」について確認し、受けていないものは接種することが大切です。お子さまを守るためにも、可能な範囲での接種をお勧めします。
成人の風しん予防接種について
風しんの免疫が低い女性が妊娠初期に風しんウイルスに感染すると、産まれてくる赤ちゃんが先天性風しん症候群となる可能性があります。
神戸市では風しん予防接種助成があり、妊娠を希望する女性、および同居者で、抗体が低い場合に助成が受けられます。
詳しくは下記をご参照ください
神戸市：風しん予防接種料の一部補助（女性とその同居者対象） (kobe.lg.jp)
