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ほっぺが真っ赤になっている

両方のほっぺがりんごのように真っ赤になっている。腕や足にもレースのような模様の発疹がある。このような症状がお子さんに見られたら、りんご病かもしれません。
りんご病は、頬が赤くなることからその名前が付いた感染症です。お子さんでは比較的軽く済むことが多いですが、大人が感染すると関節痛などの症状が出ることがあります。見慣れない発疹がある時は、神戸市灘区・六甲道駅のなかさここども成長クリニックへいらしてください。
りんご病とは?
りんご病は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスによって引き起こされる感染症です。正式には「伝染性紅斑」と呼ばれます。
特徴的な症状は、両頬に現れる蝶の羽のような形の赤い発疹です。平手打ちをされたような境界のはっきりした赤みが特徴で、腕や太ももにはレース状・網目状の発疹が広がります。
流行時期と免疫について
幼児から学童期のお子さんに多く見られ、冬から春にかけて流行する傾向があります。また、数年おきに地域で流行を繰り返すという特徴もあります。一度かかると免疫ができるため、通常は再びかかることはありません。
こんな症状はありませんか?
- 両方のほっぺが赤くなっている
- 頬に平手打ちされたような境界がはっきりした赤みがある
- 腕や太ももにレース状の赤い発疹がある
- 発疹が出る前に軽い風邪のような症状があった
- 発疹にかゆみを伴っている
- 関節が痛いと訴える(年長児や大人の場合)
- 微熱程度の発熱がある
感染力は頬が赤くなる前の風邪症状の時期に最も強く、発疹が出る頃にはほとんどなくなっています。
りんご病の原因
りんご病の原因は、ヒトパルボウイルスB19です。主に、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込む「飛沫感染」で感染します。
感染力が強いのは、発疹が現れる7~10日前の風邪症状がある時期です。この時期はまだりんご病と気づかないことが多いため、知らないうちに周囲に感染を広げてしまう恐れがあります。特徴的な頬の赤みが出た時には、すでにウイルスの排出はほぼ終わっており、他の人にうつす心配はほとんどありません。
りんご病の検査
りんご病は、両頬の赤みや体の発疹など、特徴的な症状から診断します。典型的な発疹が見られれば、検査をしなくても診断可能な場合がほとんどです。
診断が難しい場合や、妊婦中の方との接触が問題になる場合などは、血液検査でウイルスへの抗体を調べることがあります。ただし、通常の診療では血液検査まで行うことはまれです。
りんご病の治療
りんご病に対する特効薬は、現在のところありません。ほとんどの場合で自然に回復するため、対症療法を行って回復するのを待つことが一般的です。
かゆみへの対応
発疹がかゆい場合は、かゆみ止めの塗り薬や飲み薬を処方することがあります。
日光・入浴・運動に注意
発疹は日光、入浴、運動などで体が温まると目立ちやすくなります。また、かゆみも強くなってくる可能性があるため、発疹が出ている間は、長時間の日光浴や熱いお風呂は避けた方が良いでしょう。
経過観察
発疹は1~2週間程度で自然に消えていきますが、いったん薄くなってから再び現れることもあります。
妊婦さんへの注意
妊娠中の方がりんご病に感染すると、お腹の赤ちゃんに影響が出る可能性があります(胎児水腫など)。りんご病は発疹が出る前が特に感染力が強いのですが、その時点ではりんご病と気づかないことがほとんどです。 流行時期には手洗いを徹底し、流行情報に注意してください。
また、お子さんや周囲でりんご病が発生した場合は、早めにかかりつけの産婦人科にご連絡ください。
登園・登校の目安
りんご病は、発疹が出た時点で感染力はほぼなくなっているため、お子さんの体調が良ければ登園・登校は可能です。出席停止の規定もありません。