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お子さんの嘔吐・下痢

嘔吐や下痢は、お子さんによく見られる症状です。ほとんどはウイルス性の胃腸炎で、数日で回復します。ただし、お子さんは大人に比べて脱水になりやすく、「もう少し様子を見よう」と思っているうちに状態が悪くなることもあります。
「何度も吐いていて水分が摂れない」「下痢がなかなか止まらない」など、気になる症状がある時は、神戸市灘区・六甲道駅のなかさここども成長クリニックへお越しください。
嘔吐・下痢の主な原因
お子さんの嘔吐・下痢の原因は様々ですが、そのほとんどは感染性の胃腸炎です。
ウイルス性胃腸炎
ノロウイルスやロタウイルスなどが原因で起こります。冬から春にかけて流行することが多く、嘔吐から始まり、その後に下痢が続くのが典型的な経過です。感染力が強く、家族内で広がることもよくあります。
細菌性胃腸炎
カンピロバクターやサルモネラなどの細菌が原因です。十分に加熱されていない肉や卵から感染することがあります。発熱や血便を伴うことがあり、ウイルス性に比べて症状が重くなることもあります。
食あたり(食中毒)
細菌やウイルス、寄生虫が付着した食べ物を食べた後に、嘔吐や下痢が起こることがあります。特に細菌性のものは、夏場に起こりやすくなります。
お子さんは脱水になりやすい
嘔吐や下痢が続くと体から水分と電解質が失われます。お子さんは体が小さく、体内の水分の割合が大人より高いため、短時間で脱水になりやすいという特徴があります。
脱水のサイン
以下のような様子が見られたら、脱水が進んでいる可能性があります。これらのサインが見られたら、早めに受診してください。
- おしっこの回数が減っている、色が濃い
- 唇や口の中が乾いている
- 泣いても涙が出ない
- 目がくぼんで見える
- ぐったりして元気がない
「様子を見る」ことのリスク
嘔吐や下痢がある際に「もう少し様子を見よう」と思う気持ちはよくわかります。しかし、お子さんの場合は状態が急に変わることがあるので、大人と同じように考えてはいけません。
脱水の進行
嘔吐や下痢が続くと、水分補給が追いつかず、脱水が進むことがあります。ぐったりしてからでは、口から水分を摂ることも難しくなります。
他の病気の見逃し
嘔吐や下痢の原因は胃腸炎だけではありません。腸重積や虫垂炎など、早急な対応が必要な病気が隠れていることもあります。激しい腹痛や血便がある場合は、すぐに受診してください。
回復の遅れ
脱水が進むと、体力が落ちて回復が遅くなります。早めに適切な対応をすることで、お子さんの負担を減らすことができます。
すぐに受診が必要なケース
以下のような症状がある場合は、早めに受診してください。特に、血便や激しい腹痛がある場合は、緊急性の高い病気の可能性があります。夜間の場合は救急医療機関を受診してください。
当院は日曜日の午前も診療しています。「週末に症状が出て、月曜まで待てない」という時も、お気軽にご相談ください。
- 水分を摂ってもすぐに吐いてしまう
- 半日以上おしっこが出ていない
- 血便が出た
- 激しい腹痛がある、お腹を痛がって泣き止まない
- ぐったりして反応が鈍い
- 顔色が悪い、唇が紫っぽい
- 高熱を伴っている
ご家庭でのケア
水分補給のポイント
嘔吐がある時は、吐き気が落ち着くまで30分~1時間ほど何も与えずに休ませてください。その後、スプーン1杯程度の水分を少しずつ与えます。経口補水液が適していますが、なければ薄めたりんごジュースやお茶でも構いません。
一度にたくさん飲ませると吐きやすくなります。少量ずつ、時間をかけて与えることが大切です。
食事の再開
水分が摂れるようになったら、消化の良いものから少しずつ再開します。おかゆ、うどん、バナナ、りんごのすりおろしなどがおすすめです。脂っこいものや乳製品は、回復するまで控えめにしてください。
吐いた時の対応
吐いた時は、顔を横に向けて、吐いたものが喉に詰まらないようにしてください。吐いた後は口をすすいで、落ち着いてから水分を与えましょう。