- HOME
- 低身長の原因
低身長の原因を見極める

お子さんの身長が低い原因は、一つではありません。遺伝や体質によるものもあれば、ホルモンの異常や内臓の病気が関係していることもあります。原因によって対応が異なるため、まずは何が原因なのかを見極めることが大切です。
神戸市灘区・六甲道駅のなかさここども成長クリニックでは、小児内分泌の専門医が成長曲線や検査結果をもとに、低身長の原因を丁寧に調べています。
低身長の原因は大きく2つ
低身長の原因は、大きく「個性によるもの」と「病気によるもの」の2つに分けられます。
個性による低身長
低身長のお子さんのほとんどは、検査をしても異常が見つかりません。つまり、病気ではなく「個性」として小柄なケースです。ご両親の身長や体質が影響していることが多く、治療の対象にはなりません。ただし、「個性である」と判断するためには、適切な検査と診断で、病気の可能性を除外する必要があります。
家族性低身長
ご両親のどちらか、または両方の身長が低い場合、お子さんも小柄になる傾向があります。身長には遺伝的な要因が大きく関係しており、低身長のお子さんの多くはこのタイプに該当します。
体質性低身長
特に病気はなく、成長のペースがゆっくりなタイプです。同年齢のお子さんと比べると小さく見えますが、成長曲線に沿って順調に伸びていれば心配はありません。
思春期遅発(晩熟)
思春期が遅く来るタイプです。思春期には身長が大きく伸びるため、思春期が遅いお子さんは一時的にまわりより小さく見えることがあります。最終的には平均的な身長に追いつくことも多いです。
病気による低身長
頻度は低いものの、ホルモンの異常や染色体の異常、内臓の病気などが原因で身長が伸びにくくなっているケースもあります。病気が原因の場合は、早期に発見して治療を始めることで、身長の伸びにつながる可能性があります。
ホルモンの異常
成長ホルモンや甲状腺ホルモンの分泌が不足することで、身長の伸びが悪くなることがあります。ホルモンを補充する治療によって改善が期待できます。
染色体の異常
ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群などがあります。成長ホルモン治療が行われることがあります。
小さく生まれたことに関係するもの
妊娠週数に対して小さく生まれたお子さんで、3歳までに身長が追いつかない場合、SGA性低身長症として治療の対象になることがあります。
骨や軟骨の異常
軟骨異栄養症など、骨の成長に問題があることで低身長になるケースです。
内臓の病気
腎臓病や炎症性腸疾患など、内臓の病気が低身長の原因になっていることもあります。低身長の検査をきっかけに、こうした病気が見つかることも少なくありません。
原因を特定することが大切
低身長の原因によって、対応は大きく異なります。個性であれば「心配いりませんよ」とお伝えできますし、病気であれば適切な治療につなげることができます。どちらの場合も、原因をはっきりさせることで、親御さんの不安が和らぎ、次のステップが見えてきます。
当院では、ホルモンの異常だけでなく、内臓の病気なども含めて幅広い視点で原因を調べます。「様子を見ましょう」と言われたけれど気になる、という場合も、一度ご相談ください。成長曲線を確認し、必要に応じて検査を行い、原因を見極めていきます。