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院長インタビュー

卒園アルバムに書いた医師という夢
今もこの場所で追い続ける
医師を志したきっかけは?

父が阪急六甲駅の近くで「中迫医院」という小児科・内科を開業しており、幼い頃から地域で慕われる父の姿を見て育ちました。友達からも「お父さんに診てもらったよ」と言われることが多く、幼稚園の卒園アルバムには「医者になりたい」と書いていたほどです。父から「医者になれ」と言われたことは一度もありませんでしたが、自然と父のような医師になりたいと思うようになりました。その思いは成長しても変わることなく、今に至っています。
小児科を選んだ理由は?
父が小児科をベースに診療していたこともあり、自然と小児科を志しました。何より、子どもが好きだったことが大きいですね。また、医師になった時から「いつか開業する」という目線で仕事をしてきました。父のように地域に根ざして、お子さんや親御さんに頼ってもらえる医師になりたい。その思いが小児科という選択につながっています。

基幹病院で培った技術と経験を活かす
体も心も、成長のすべてを見守りたい
院名に込めた想いは?

「なかさここども成長クリニック」という名前には、お子さんの健やかな成長を支えたいという思いを込めました。私が専門とする小児内分泌疾患は、成長に深く関わる領域で、長い期間をかけてサポートしていくことが大切です。身長や体の成長だけでなく、心の成長も一緒に見守っていきたいですね。お子さんが自分の体と向き合い、前向きに治療に取り組めるよう、そばで支えていきたいと考えています。
経験から得た強みは?
開業前は、姫路赤十字病院で長く勤務していました。年間約2,000人の入院を受け入れる地域の基幹病院で、重症や難しい症例にも積極的に対応する環境の中、幅広い技術と主治医としての責任感を学びました。
これまで重症のお子さんを数多く診てきたからこそ、軽症の段階で「これは注意が必要だ」というサインに気づけるようになりました。また、勤務医時代から検査に頼りすぎず、診察で状態を予測する力を意識的に磨いてきました。当院でどこまで診て、どこから専門の病院に紹介すべきか。その判断ができることが、私の強みだと思っています。

思ったより痛くない、怖くない
お子さんに寄り添う診療のカタチ
クリニックの特徴を教えてください

当院は、地域のかかりつけ小児科としての役割と、小児内分泌疾患の専門的な診療の2つを柱にしています。風邪や発熱などの日常的な病気から、低身長や思春期早発症といった専門的なご相談まで幅広く対応していますので、気になることがあれば何でもご相談ください。
院内は感染症の疑いがある方とそうでない方で入口を完全に分けており、安心して受診していただけます。日曜日の午前も診療していますので、平日の来院が難しい方もぜひご利用ください。
また、「nodoca」というAI診断機器を導入しており、鼻に綿棒を入れずにインフルエンザの検査ができます。今後も様々な機器が開発されると思いますので、「痛くない検査」にはこだわっていきたいですね。
診療で大切にしていることは?
以前の勤務先で1型糖尿病のお子さんを担当した経験が、私の診療の原点になっています。1型糖尿病は毎日の血糖測定やインスリン注射が必要で、お子さんにも親御さんにも大きな負担がかかります。当時、数値を良くすることばかり考えていた時期もありましたが、それではお子さん自身を置き去りにしてしまうと気づきました。
検査データのベストと、その子にとってのベストは違います。家庭の事情も、本人の気持ちも、親御さんの思いもある。だからこそ「人を見る診療」を何より大切にしています。
お子さんへの接し方の工夫は?
診察室に入ってきたら、まず親御さんだけでなくお子さん自身をしっかり見て挨拶するようにしています。お子さんが泣いてしまうと診察が難しくなるので、口の中を見るような泣きやすい診察は最後にして、聴診から始めます。聴診器も「これで胸の音を聞くからね」と目の前で見せてから使います。いきなりだと怖いですからね。採血が必要な時は「赤ちゃんの針やから大丈夫」と声をかけて、「力を抜いてね」とコツも伝えます。
それだけで「絶対嫌や」と言っていた子が頑張れるようになることも多いです。検査が終わったら「めっちゃ頑張ったやん!」とびっくりするくらい褒める。怖いことを乗り越えた時にしっかり認めてあげることで、「この人は味方だな」と思える関係を築いていくようにしています。

個性か、病気か
成長の専門家だからできる診断と治療
低身長症はどう診療しますか?

低身長は、小児内分泌疾患の中でも特にご相談が多い分野です。医学的に低身長と言われるのは、成長曲線で標準偏差が-2SD以下の場合です。ただし、ほとんどは病気ではなく、その子の個性です。「伸び方」が鈍っていないかも大切なポイントです。
当院では成長ホルモン分泌刺激試験を日帰りで受けていただけます。検査は2時間ほどで、お子さんへの負担も少ないです。悩んだら早めに相談してください。治療にはタイムリミットがあるケースもあります。個性か病気かの判断は私たちにお任せいただいて、お子さんの個性として受け止めてあげてほしいと思います。
思春期早発症とは何ですか?
思春期早発症は、思春期の体の変化が通常より早く始まる状態です。女の子であれば胸のふくらみや月経、男の子であれば声変わりなどが標準より早い時期に見られます。特に女の子は生活への影響が大きく、小学校低学年で月経が始まるケースもあります。
思春期が早く来ると一時的に身長が伸びますが、骨の成熟も早まるため、最終的な身長は低くなる可能性があります。また、骨の状態によっては治療の効果が出にくくなることもあり、タイムリミットがあります。ほとんどは病気ではなく個性の範囲ですが、気になる場合は早めに相談してください。「もう治療できません」という状況を少しでも減らしたいと思っています。

「中迫先生に診てもらいたい」
そう言ってもらえる存在に
HPをご覧の方へメッセージを

お子さんに「あそこで診てもらう」と言ってもらえるクリニックでありたいと思っています。「痛い思い出ばかりだから行きたくない」ではなく、「中迫先生に診てもらいたい」と思ってもらえたら嬉しいですね。痛いことをする時は、必ず先に伝えてからにしています。だから安心して来てください。
来てくれたお子さんとはじっくり話をして、頑張った後は思いっきり褒める。「この人は味方だな」と思える関係を築いていきたいです。身長のことに限らず、お子さんのことで何か心配や悩みがあれば、どうぞ気軽に相談してください。