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成長ホルモン治療とは?

成長ホルモン治療は、体内で十分に分泌されていない成長ホルモンを、注射によって補充する治療です。ご自宅で毎晩、あるいは週1回の注射を続けていくことで、お子さんの身長の伸びをサポートします。成長ホルモンは飲み薬では効果が得られないため、注射による治療が必要です。
成長ホルモン分泌不全性低身長症の治療のほか、ターナー症候群、SGA性低身長症、プラダー・ウィリー症候群、軟骨異栄養症なども、一定の条件を満たせば成長ホルモン治療の対象になります。
注射の方法
注射は皮下注射といって、皮膚のすぐ下に打つ方法です(お尻や太ももなどに打つことが多いです)。親御さんに注射していただく場合もあれば、お子さん自身が打てるようになることもあります。
針は髪の毛ほどの細さで、「チクッ」とする程度です。採血の注射とは違い、痛みはほとんどありません。専用 of 注射器具を使うため、操作もシンプルです。
注射のタイミング
成長ホルモンは、夜寝ている間に自然に分泌されるホルモンです。そのため、注射も毎晩寝る前に行うのが基本です。「歯磨きをしてから注射」というように、毎日のルーティンに組み込むと、忘れにくく続けやすくなります。
お子さんに合った治療を選ぶ
成長ホルモン製剤には、毎日注射するタイプと週1回注射するタイプがあります。
毎日製剤
毎日注射するタイプです。注射の回数は多くなりますが、毎日続けることで習慣化しやすいというメリットがあります。特に小さなお子さんは、毎日同じことを繰り返す方が慣れやすい傾向があります。
週1製剤
週に1回注射するタイプです。注射の回数が少ないため、負担がお子さんと親御さん両方の負担を大きく減らすことができます。
回数が少なければいいわけではない
「週1回の方が楽そう」と思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。注射の間隔が空くと、小さなお子さんは毎回「注射の日」として意識してしまい、かえって慣れてくれないこともあるからです。
お子さんの年齢や性格、生活リズムによって、どちらが合っているかは異なります。当院では、お子さんやご家族のお話を聞きながら、無理なく続けられる方法を一緒に選んでいきます。
治療期間について
成長ホルモン治療は、短期間で終わるものではありません。身長が伸び続けている間、つまり骨端線が閉じるまで治療を継続するのが一般的です。お子さんによって異なりますが、数年から10年以上続くこともあります。
長い期間に感じるかもしれませんが、毎日のルーティンに組み込めば、それほど大きな負担にはなりません。治療を続けていく中で、身長が伸びていくことをお子さん自身が実感できるようになります。身長順で並んだ時に「前より後ろになった!」と喜ぶお子さんの姿を見ると、親御さんもうれしくなるはずです。
生活習慣も大切
成長ホルモン治療の効果を十分に発揮するためには、生活習慣も大切です。質の良い睡眠をとること、バランスの良い食事を心がけること、適度に体を動かすこと。これらは成長ホルモンの働きをサポートします。治療だけでなく、日々の生活の中でお子さんの成長を支えていくことが大切です。
当院のサポート体制
神戸市灘区・六甲道駅のなかさここども成長クリニックでは、治療を始める前にお子さんと親御さんにしっかりとご説明し、納得していただいてから治療を開始します。注射の打ち方も丁寧に指導しますので、ご安心ください。
治療中も定期的に受診していただき、成長曲線を確認しながら治療の効果を評価していきます。お子さんの成長を一緒に見守り、必要に応じて治療内容を調整しながらサポートしていきます。
お子さんも治療を頑張れます
成長ホルモン治療において、注射の継続で心配される親御さんは多いです。実際、最初は不安で泣いてしまうお子さんもいます。しかし、毎日続けるうちに少しずつ慣れて、やがて自分から「注射の時間だよね」と言うようになるお子さんもいます。小さなお子さんでも、「頑張ったね」「えらかったね」と褒めてあげることで、自信をつけていきます。